HAZEL*


 ハンドメイドや日々のことなど。

 冬告げ小鳥と漱石。

先日 交換会のお話を頂いて、スローペースながら編み編みを進めているところです^^
そのほかに編む予定のもの&編み始めたいレースたちも続々とたまってきて…。
年末までレース漬けの日々になりそうな予感でございます

そんな時に、フェリシモさんで頼んだまま忘れかけていたフェルトのキットが届きました。

前からのんびり練習していたけれど、まだマリモのような物体しか作ったことがない私(ノ∀`)
息抜きもかねて…半日だけのちくちくワークにチャレンジしてみました♪


フェリシモ クチュリエ:「お部屋に遊びに来たかわいい小鳥たちの会」

1回目はシロブンチョウさんでした^^ 
子供の頃にセキセイインコを飼っていたときのことを思い出しながら、ちくちく形作り…
もうちょっとふっくらさんでも良かったかな~?

色を足したらもっと沢山の種類が作れそうです♪
難しかったけれど、なかなか良いリフレッシュになりました(*´艸`)





出来上がった小鳥さんを眺めていたら、漱石が文鳥を飼ったときのお話を思い出しました。
初めて家に来た文鳥を、漱石は「淡雪の精」と表現していました。

小鳥のしぐさや可愛らしさを驚くほど的確に描写している、とても繊細で美しい文章です^^
お気に入りの部分だけ、ちょこっと抜き出してみました…



「 文鳥の眼は真黒である。
瞼(まぶた)の周囲に細い淡紅色(ときいろ)の絹糸を縫いつけたような筋(すじ)が入っている。
眼をぱちつかせるたびに絹糸が急に寄って一本になる。
と思うとまた丸くなる。
籠を箱から出すや否や、
文鳥は白い首をちょっと傾(かたぶ)けながらこの黒い眼を移して始めて自分の顔を見た。
そうしてちちと鳴いた。 」

「 嘴(くちばし)の色を見ると紫を薄く混ぜた紅のようである。
その紅がしだいに流れて、粟をつつく口尖(くちさき)の辺(あたり)は白い。
象牙を半透明にした白さである。 」

「 文鳥はつと嘴(くちばし)を餌壺の真中に落した。
咽喉(のど)の所で微(かすか)な音がする。
また嘴を粟の真中に落す。また微な音がする。
その音が面白い。
静かに聴いていると、丸くて細やかで、しかも非常に速やかである。
菫(すみれ)ほどな小さい人が、
黄金の槌(つち)で瑪瑙(めのう)の碁石でもつづけ様に敲(たた)いているような気がする。 」

『文鳥・夢十夜』 (新潮文庫)より)
全文は青空文庫さんでも読むことが出来ます。
もしご興味がありましたら、ぜひ読んでみてくださいね…。







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